2017年8月1日火曜日

ヒロトとノアの職場体験記!インタビュ〜してきました編


おひさしブログの時間でございます。桜ライン広報担当の清水です。今日はですね、なんと!桜ラインに初めて陸前高田市立第一中学校の生徒が「職場体験」にきたのです!!

桜ラインに来て、何を体験させるのよ…

とちょっとだけ悩みましたが、色々と考えた結果、今回は僕が普段やっている「広報業務」を体験してもらうことにしました!!「地権者さんにインタビューをし、写真を撮り、記事を書き、ブログで公開する」という、中学生2人の2日間の奮闘記でございます。

ここから下の部分から、中学生がつくった記事になります。最後までお楽しみください!!

自己紹介


野球部のヒロトと、柔道部のノア
「ヒロト」
こんにちは、ヒロトです。僕は野球が好きで、いつもプロ野球を見ています。もちろん、部活は野球部です。いつも失敗をして怒られています。この前は走塁が下手くそだと言われ、すごく怒られました。でも、怒られても野球は大好きです!

特技をペンを回すことです。今では10種類の技ができるようになりました。学校でよく回していますが、バレて怒られています。


「ノア」
こんにちは!ノアです。名前的には女の子だと思われがちだけど、男として14年間生きさせてもらっています(^^)

部活は柔道をしています。「みんなからは、そんな体で柔道やってるの?」と言われることが多いですが、50kg級で東北大会に出場してきます。休みがあれば、映画鑑賞をしています。最近は、「カーズ」がマイブームです。

地権者さんにインタビュー


渡辺鉦悦さん。当時のことをたくさん話してくれました。
僕たちがインタビューしてきたのは、陸前高田市小友町で暮らしている渡辺鉦悦さん(せいえつさん・78歳)。

元建設技術社員で、今は絵描きをしています。家にかざってある絵はとても大きくて、津波の絵などを描いていました。中央公募展や気仙の芸術祭など、いろいろなところへ出展をしているそうです。鉦悦さんの話はとても面白くて、いろいろなことを話してくれる優しい人でした。

鉦悦さんの描いた絵。震災をイメージして描いた作品が家中に。
被災したときの鉦悦さんは自宅近くのアトリエで絵を描いていて、津波がまさかくるとは思っていなかったそうです。しかし、もう一度揺れたら家の中に入れなくなるのではないかと考え、家の窓やドアを全て開けて避難をしたそうです。

鉦悦さんの家の外壁にも絵が。
そして窓やドアを開けていたおかげか、築40年がすぎていて天井に近い時計のところまで水が入ってきましたが、家は流されることなく残ったそうです。

津波到達点をしるす竹の杭

震災後すぐに、鉦悦さんは津波の記録を残すことを思い立ちました。それは、農業林業漁業でなく、技術職だったことが理由だったのかもしれないそうです。最初は、竹で津波の跡を残すことをしていました。そのとき、桜ラインの桜植樹の話を聞いて、この活動に賛同し、桜を植える活動に協力したことがきっかけで桜ラインと深く関わるようになりました。

桜ライン311の説明資料。当時のメンバーの名刺もありました
これから津波の記録を残していくには、どうしても桜を植えられない場所には映像で映し出したり、写真や資料を作り、震災を知らない人たちへ伝えていく必要があるのかもしれないと仰っていました。

実際に植樹してある現場も見てきました

さいごに(感想)


僕は2日間で写真を撮ったり、文の作成をしてきました。写真を撮るのも、ポイントを押さえたり、文も間違いがあってはいけないのでとても大変な作業でした。しかし、普段ではできないとても貴重な体験ですごくおもしろかったし、楽しかったです。なので、この経験を忘れずに今回学んだことを学校などいろいろな場面で生かしていきたいです。(ノア)

僕は2日間の間でインタビューと撮った写真の加工をする仕事をさせていただきました。特に僕はインタビューをして感じたことがあります。それは、インタビューは心をつなぐ大切なものだと僕は感じました。そのおかげで僕は、人と人との心をつなげることができました。桜ラインの仕事を体験できて本当に良かったです。2日間で学んだことを学校生活などに生かしていきたいと思います。(ヒロト)

2人ともお疲れ様でした!!